中高生でも精神力強化は重要?

答えはYESです。プロ野球選手のみにかかわらず、トップアスリートはメンタル面の差が試合を左右することは、事実であると言っていい。さぁ、中高生で考えてみよう。中学・高校野球では、明らかな体格差や、技術の差がある。これは当然だ。風来坊も体格に恵まれているわけではないので、強くなろうとし、体作りに日々はげんでいた。だが、人間は、目に見えるものばかりを意識しすぎ、もっと大切なことを忘れる傾向がある。大切なもの、そう、精神力だ。例えるならば、全国トップクラスのチームと、市大会一回戦負けのチームが戦う、明らかに実力の差があるチーム同士の試合。強豪チームとしては、絶対に負けるわけにはいかない。そう思うあまり、守りの心理が働く。一方、弱小チームとしては、この試合は負けてもともとなのである。ということは、何も恐れることなく、真っ向から攻めの心理で戦う。この心理の差が、両チームのプレーに関係し、生まれてくるのが「どんでん返し」なるものだ。やはり精神力の強化はとても大切なことであり、年齢にかかわらず、すべてのプレイヤーに関係する必須科目なのだ。若いころ、つまり成人になる前にたいていの思考回路は完成する。これは習慣化されたもので、条件反射に似ているような気がする。アスリートにとって厄介なのが、マイナス思考だ。このマイナス思考、すべてのスポーツにおいて、成績を悪化させるという作用を持った、腫瘍(しゅよう)、ガンのようなものだ。生まれてから今までの年数の間に、生活環境、性格などにより、人それぞれに思考回路は作られていく。それは、非常に長い時間をかけて作られるものなので、年をとってから改善することは楽なことではない。だからこそ、早い段階で、プラス思考作りにとりかかり、長い時間をかけて、何事においても、プラス思考を持つことを習慣化していくことが、改善に向けてのトレーニングと言える。