試合や練習中に「集中していこう」なんてのをよく聞く。しかし、集中するという意味をしっかりと理解できている選手は少ない。そもそも集中にはいくつかの種類があり、また、自分は何によって集中力が妨げられているのかを知り、それに対する対処法も知っていなければならない。

まずは種類からだが、大きく分けて内的集中と外的集中に分けられる。内的集中とは、試合そのものにグッと集中する、集中の対象が心の内側に向かう集中だ。反対の外的集中とは自分の視界から見える世界に対する集中で、集中の対象は外側に向けられる。さらにこの外的集中は、一点集中と分散集中に分けられる。一点集中はボールの一点にすべての集中を向ける集中で、分散集中は見方の野手の動きや、ランナーの動きを瞬時のうちに正確にキャッチする集中だ。野球の一連の動作には、この一点集中と分散集中とが複雑に折り込まれている。